【インデックス投資】年初一括 vs 毎月つみたて──どっちが正解?

こんにちは、さんまるです。
今回は、インデックス投資を「NISA口座で始めるとき」に多くの人が迷うテーマ、
「年初に一括投資すべきか?」それとも「毎月コツコツつみたてるべきか?」
という疑問について、僕の考えを交えながら解説していきます。
結論から言えば、僕は毎月定額つみたて派です。
ただ、どちらにもメリットがあり、どちらも「正解」と言える側面があります。
この記事では、年初一括投資がなぜ有利と言われるのか? それでも僕が毎月つみたてをおすすめする理由は? という2つの視点で見ていきます。
年初一括投資のメリット──なぜ有利と言われるのか?
まず、投資の基本的な考え方として、
「できるだけ早く市場に資金を投じたほうが良い」というものがあります。
なぜかというと、インデックス投資では“複利”の効果が重要だからです。
たとえば、年間5%で資産が増える市場に60万円を投資すると、
- 1月に60万円一括で投資した場合:60万円が1年かけて5%成長する
- 毎月5万円ずつ12回に分けて投資した場合:平均的に市場に投入される期間は約半年(=5万円 × 12ヶ月分のうち、投資された時間が短い)
つまり、早く投資するほど“お金が働いてくれる時間”が長くなり、資産はより増えやすくなるというのが理屈です。
実際、過去のデータでも、「年初一括投資のほうが平均リターンが高い」という結果が出ているケースが多いのも事実です。
でも…現実はそんなに単純じゃない
ここで、僕の考えをお話しします。
たしかに理論的には一括投資の方が有利かもしれません。
でも、「投資を続けられるかどうか」のほうが、もっと大切です。
たとえば、年初に一括で60万円を投資したあとに、いきなり暴落が来たらどうでしょう?
「数十万円の含み損を見てしまって、怖くなってやめてしまった…」
そんなふうに、メンタルが耐えきれず投資から離脱してしまう人を僕は何人も見てきました。
一方、毎月のつみたて投資であれば、
- 自動で買い付けしてくれる
- 相場が下がったときは安く買えている
- 投資に時間を取られすぎない
という点からも、心理的ハードルが低く、継続しやすいというメリットがあります。
僕は「つみたて派」──その理由は?
僕自身も最初は、S&P500に連動するインデックスファンドを月3万円からつみたて開始しました。
正直、当初は投資に対してかなり慎重でしたが、この“つみたて方式”が投資に慣れるうえでとても役に立ちました。
特に、
- 株価の値動きに少しずつ慣れることができた
- 投資に対する自信がついて、少しずつ金額を増やせた
- 投資を生活の一部として、自然に続けられた
こういった「慣れながら、学べる環境」をつくれるのが、つみたて投資の最大の魅力だと思います。
投資初心者のあなたに伝えたいこと
もしあなたがこれからNISAで投資を始めるなら、僕はやっぱり「毎月つみたて投資」をおすすめします。
なぜなら、
投資の世界で一番強いのは、“長く続けられる人”だからです。
理屈上の最適解よりも、自分が継続できる方法を選ぶことの方がよっぽど大切だと、僕は思っています。
まとめ|“最適解”より、“継続解”を選ぼう
年初一括投資は、理論上はリターンを最大化しやすい方法です。
でも、投資初心者にとっては、
- 大きく下がったときのメンタルに耐えられるか?
- 継続して積み立てる習慣が身につくか?
という現実的な課題の方が大きいもの。
だからこそ、**「まずは毎月積み立てから」**というスタートが、投資を続ける力を育てて行きましょう!