【保有銘柄シリーズ#23】オリックス(8591)

こんにちは、さんまるです。
今回は、かつて“株主優待の王様”と呼ばれ、今なお高配当株として根強い人気を誇る「オリックス(8591)」をご紹介します。
優待廃止後もなお、増配による株主還元を強化しており、長期保有に適した企業です。
オリックス(8591)ってどんな会社?
オリックスは、国内最大級のリース会社として知られていますが、その事業は金融、不動産、エネルギー、生命保険、空港運営、農業、再生可能エネルギーまで非常に多岐にわたります。
いわゆる“コングロマリット(複合企業)”で、複数の事業を組み合わせることで安定的な収益構造を実現しています。
僕がオリックスを保有している理由
✅ リース業を中心に幅広い事業を展開し、景気変動リスクを分散
✅ コロナショックでも非減配という安定した配当実績
✅ 株主優待廃止後も配当でしっかりと還元継続
✅ 国内外での事業展開により、成長余地も残されている
過去には優待目当てでの人気がありましたが、今は本質的な企業価値と配当力で選ぶ銘柄になってきています。
現在の配当利回り(2025年7月28日時点)
オリックスの配当利回りは、約3.55%。
以前と比べて優待分がなくなった分、キャッシュ配当に集中している印象です。
業績と還元姿勢を考慮すれば、利回り3.5%台でも十分魅力的な銘柄といえます。
株主優待は廃止済み
以前はグルメギフトなど人気の優待がありましたが、2024年3月をもって廃止されています。
しかし、そのぶん配当金を増やす形で株主還元を継続しており、投資家としてはむしろシンプルで分かりやすくなったとも言えます。
購入検討ライン
✅ 配当利回り4.5%以上で購入を検討。
現在の水準でも悪くないですが、過去の利回り水準や景気感を見ながら割安感が出たタイミングで買い増しを狙いたいと考えています。
配当履歴と安定性の印象
✅ コロナショックでも減配なしの安定感
✅ 株主優待の廃止も配当でカバーしてくれる姿勢が◎
景気敏感業種のわりに安定性があるのは、事業の多様化によるものだと感じています。
今後への期待と注意点
✅ 期待ポイント
- 成熟市場だけでなく、再生可能エネルギーや海外事業など、成長分野への展開もあり
- 会計の透明化により、リース業の企業評価が見直される可能性
⚠️ 注意点
- 会計基準の変更でリース需要が落ち込むリスクあり
- 複合企業(コングロマリット)ゆえに事業内容が見えづらく、株価が過小評価されやすい傾向
まとめ|“優待株”の先入観を捨てて再評価したい、実力派高配当株
オリックスはかつて「優待目当て」で人気を集めていましたが、今は安定配当と成長性を兼ね備えた実力銘柄として再評価されるべき存在です。
- 分散された事業ポートフォリオによる収益安定性
- 経営の柔軟さと株主還元への明確な姿勢
- リスクと成長がバランスよく共存する企業体質
これらを考慮すると、長期投資で持ち続ける価値のある銘柄だと感じています。