リップル(XRP)とは何か?

「リップルって、ビットコインと何が違うの?」
仮想通貨に興味を持ち始め、勉強を始めると
よく聞く名前のひとつが「リップル(XRP)」です。
僕も最初は、

「XRPって何のためにあるの?」
「ビットコインと何が違うの?」
「投資対象としてどうなの?」
そんな疑問を持っていました。
この記事では、仮想通貨を学び始めたばかりの方に向けて、
リップル(XRP)とは何か?
ビットコインとの違いは?
というポイントを初心者向けにわかりやすくまとめてみます。
1. リップル(XRP)って何?
リップル(XRP)は、アメリカの企業「Ripple社」が開発した仮想通貨です。
目的は明確で、「国際送金を早く、安く、安全にすること」です。
現在、海外送金には時間も手数料もかかりますよね。
たとえば国際銀行送金では、着金に数日かかり、手数料も高額です。
そこでリップル社は、
世界中の銀行や金融機関をつなぐための「送金ネットワーク(RippleNet)」を開発。
そのネットワーク上で使われる仮想通貨が「リップル(XRP)」です。
2. ビットコインとリップルの違い
項目 | ビットコイン (BTC) | リップル (XRP) |
---|---|---|
主な目的 | 通貨の代替(価値の保存) | 国際送金の効率化 |
発行主体 | なし(分散型) | Ripple社(中央管理型) |
送金スピード | 数十分〜数時間 | 数秒 |
発行上限 | 2,100万枚 | 約1,000億枚(すでに全て発行済み) |
価格変動 | 高い(ボラティリティ大) | 比較的安定傾向(用途の明確さ) |
ビットコインは「通貨としての役割」を目指す存在なのに対し、
リップルは「送金インフラ」としての役割を担うプロジェクトです。
そのため、リップルは一般の個人よりも、銀行や金融機関に活用されることを想定した設計になっています。
3. XRPの特徴と注目ポイント
✅ 送金スピードが非常に速い
XRPのトランザクション(取引完了)は数秒以内。
ビットコインよりも格段に早く、「実用的な送金手段」として評価されています。
✅ 手数料が安い
取引手数料が非常に小さいため、少額送金にも向いています。
✅ 国際送金市場での採用事例
すでに一部の大手銀行が、XRPやRippleNetの技術を試験導入中。
(※ただし、日本ではまだ普及途上です)
4. XRPを投資対象として見ると?
リップル(XRP)は、「通貨として使われること」が目的ではなく、
「金融インフラの一部になること」を目指しています。
そのため、以下のようなスタンスで投資を考えるのがおすすめです。
- 短期で大きな値上がりを狙うよりも、長期目線で可能性に投資する
- ビットコインとは異なるリスク・価値軸を持っている
- 金融機関への採用拡大など、実用性の成長に注目
おわりに:「投資する/しない」より大事なこと
仮想通貨というと、派手な値動きや一攫千金のイメージが強いかもしれません。
でもXRPのように、「課題を解決する技術としての仮想通貨」もあることを知ると、見方が変わってきます。
投資するかどうかは、最終的にはその人の判断次第。
でもまずは、それぞれの仮想通貨が何を目指しているのかを知ることが、第一歩だと思います。