固定費を減らしたい。でも不安な妻をどう説得したか?僕のリアルな体験談

「わかってるけど不安」という壁にぶつかった
我が家では、結婚を機に家計管理について話し合う機会が増えました。
その中で気になったのが、妻が独身時代から加入していた保険の数と金額。
- がん保険
- 医療保険
- 個人年金保険
- ドル建て終身保険
合計で月4万5千円の支出がありました。年間にすると54万円。
「安心のために保険に入っておくのは当然」
そう考えるのも自然なことですし、僕自身も昔はそうでした。
でも、資産形成を真剣に考え始める中で、
「この固定費、本当に今の自分たちに必要なのか?」という疑問が生まれたんです。
妻の“本音の不安”を聞いて、すぐには解約できなかった
正直、僕の中では「不要な保険は見直すべきだ」という答えは出ていました。
でも問題は、妻の不安でした。
話し合いの中で出てきたのは、こんな本音です:
- 「もし自分の身に何かあったとき、保険がなかったら怖い」
- 「親にすすめられて加入したから、勝手に解約したくない」
- 「今まで払ってきた分がもったいない。損した気になる」
頭ではわかっていても、不安が勝ってしまう。
その気持ちは、僕にもよくわかります。
まずは“数字”と“実感”で納得を得るところから
僕が最初にやったのは、数字を整理して一緒に見える化することでした。
- 自分たちに「本当に必要な保障」は何か?
- 高額療養費制度などの公的制度でカバーできること
- 今の保険料を投資や貯蓄に回したら、どれだけ資産が増えるか?
その中で、まず月々の支払いが最も大きかった「ドル建て終身保険」を手始めに解約することにしました。
すると――
その翌月から家計に明らかな“余裕”が生まれ、どんどん資産が増え始めたんです。
不安より“変化”が妻の背中を押した
実際にお金が貯まっていくことで、妻の気持ちにも少しずつ変化が現れました。
「あれ?なくても困ってないよね」
「なんか貯金が増えていくの、嬉しい」
「今のほうがむしろ安心かも…」
そう感じてもらえたタイミングで、残りの保険についても丁寧に説明。
最終的にすべての保険を解約することに納得してくれました。
今の妻の本音と、僕たちが得たもの
全部解約した今、妻はこう言います。
「あのまま続けていたと思うとゾッとする」
「解約してよかった。本当に無駄だったんだね」
かつては「不安だから保険に入っておく」だったのが、
今では「自分たちでお金を管理して備えるほうが安心」という考えに変わっています。
そして僕たちが得たのは、お金の余裕だけでなく、家計に対する“自信”でした。
おわりに:「気持ち」を置き去りにしない家計の見直しを
保険を見直すことは、ただ「削る」「減らす」ことではありません。
大切なのは、パートナーの気持ちに寄り添いながら“納得して手放す”こと。
僕たちも最初は不安だらけでした。
でも、少しずつ行動し、目に見える結果が出たことで
「これは正解だった」と胸を張って言えるようになりました。
これから保険を見直そうと思っている方へ。
焦らなくて大丈夫です。
不安を否定せず、数字と対話しながら、じっくり進めてみてください。
その先には、必ず「お金にも心にも余裕がある暮らし」が待っていると思います。