インデックス投資だけだった僕が、高配当株も始めた理由

もともとはインデックス投資一本だった僕
こんにちは、さんまるです。
短期集中投資の個別株投資で失敗した僕が資産形成を本気で始めた当初は、投資といえばインデックス投資一択でした。
全世界株式や米国株式に毎月積み立てて、20年、30年後に資産を形成していく。
理論的にも優れていて、実践する人も多い投資手法です。
実際、僕自身もこの方法で着実に資産を増やしてきました。
運用益も順調に積み上がり、「やっぱりインデックス投資は王道だな」と実感しています。
しかし、あるときから一つの不安が頭をよぎるようになりました。
なぜ「高配当株」に興味を持ったのか?
その不安とは、

もし、大きな暴落がきたとき、自分は冷静に投資を続けられるだろうか?
というものです。
リーマンショックやコロナショック級の下落が再び来たとき、
今の自分が資産の急減に耐えながら投資を継続できるのか――。
これはインデックス投資で資産が増えれば増えるほど、強くなる不安でした。
そこで僕が注目したのが、高配当株投資です。
理由はシンプルで、「株価が下がっても配当金が入る」という仕組みが、投資継続の安心材料になると考えたからです。
- 株価の変動に関係なく、配当が支払われる(もちろん減配リスクはあります)
- 現金としてのインカムゲインがあることで、心理的に落ち着ける
- 資産が一時的に減っても「ゼロではない価値」を感じられる
つまり、高配当株は精神的な“投資の支え”になり得るという直感がありました。
併用して感じたメリットと注意点
インデックス投資と高配当株投資を組み合わせてから、僕が感じたのは次のような点です。
✅ メリット
- 配当金があることで、暴落時の心理的ダメージが軽減される
- 長期的な資産形成と、短期的なキャッシュフローのバランスが取れる
- 分散の観点でも、補完し合う投資スタイルになっている
- 配当金を生活のご褒美に使うことで、資産形成の過程も楽しめる
⚠️ 注意点
- 個別銘柄の選定に知識と時間が必要
- 減配や業績悪化など、インカムリスクへの理解が必要
- 利回りだけで選ぶとリスクの高い銘柄に偏ることもある
僕の投資スタイルにどう組み込んでいるか?
現在の僕の投資配分は、おおよそ以下のようになっています。
📈 インデックス投資(メイン)
- 資産の約60〜70%
- 新NISAつみたて投資枠と特定口座で、毎月自動積立
- 将来の資産形成の“柱”
💰 高配当株投資(サブ)
- 資産の10〜20%程度
- 日本個別株を中心に、業種と銘柄を分散して保有(50社以上)
- 「暴落時でも続けられる投資」にするための“精神安定剤”
配当金自体が生活費を支えるほどの額ではありませんが、
「株価が下がっても投資が“無意味になる”わけではない」という感覚を得られるだけでも、
精神的にかなり違います。
結論:「正解の投資」ではなく、「続けられる投資」を
資産形成において大切なのは、
理論的に最適かどうかだけでなく、
「自分が続けられるかどうか」という視点です。
僕にとっては、
- インデックス投資が資産成長のメインエンジン
- 高配当株投資が投資を継続するための“精神安定剤”
という形が、もっとも自然で無理のないスタイルでした。
これからも、自分に合った投資の形を模索しながら、
着実に資産形成を進めていこうと思います。