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【積立投資はいつから始めるべき?】複利効果と年代別比較でわかる最適なタイミング

さんまる

投資を始めたいけど「今は株価が高いから」「タイミングが悪そうだから」と悩む人は多いと思います。
でも結論から言うと、積立投資は“今すぐ”始めるのが最適解です。

この記事では、なぜ今すぐ始めるべきなのか、理由と実例を交えて解説します。


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理由① 時間こそが積立投資の最大の武器

積立投資の最大のメリットは、複利効果を活かせることです。
複利は「時間 × 資本 × 利回り」で決まります。
つまり、スタートが早いほど効果は大きく、逆に遅れれば遅れるほど資産の伸びは鈍くなります。

例えば、毎月3万円を年5%で60歳まで運用した場合

スタート年齢積立期間最終資産額
20歳40年44,656,938円
30歳30年24,967,759円
40歳20年12,331,010円
50歳10年4,658,468円
  • 20歳から40年間続けると:約4460万円
  • 30歳から30年間続けると:約2500万円

たった10年の差で、最終資産は2000万円も変わります。


理由② 今の株価は関係ない

積立投資では「ドルコスト平均法」を活用します。
これは、毎月一定額を淡々と投資し続けることで、価格が高いときは少なく、安いときは多く購入する仕組みです。

この方法なら、一時的な株価の上下に振り回されず、長期的に平均購入単価を抑えることができます。
むしろ、暴落時は多くの口数を買える絶好のチャンスになります。

多くの人がやってしまう失敗は、「今は株価が高すぎるからやめておこう」や「暴落してるけど、もっと下がるかもしれないから待とう」と、株価予想をもとに行動してしまうことです。
しかし、将来の株価を正確に予測することはプロでも不可能です。

結局、「今は買わないほうがいい」と判断している間にも時間は過ぎ、複利の恩恵を受ける期間はどんどん短くなります。
積立投資は「いつ始めるか」ではなく、「始めたら続けること」が最大の成果を生むカギです。


理由③ 先延ばしは最大の損失

「いつか始めよう」と思っているうちに、1年、3年、5年と時間は過ぎます。
その間、複利は働かず、将来の資産額はどんどん目減りします。

投資開始が遅れれば、老後資金や早期リタイアなどの将来の選択肢も減ってしまいます。

ジャックとジルの逸話

有名な例え話に「ジャックとジルの投資物語」があります。

  • ジャック:18歳から8年間だけ毎年50万円を投資し、総額400万円を投資
  • ジル:26歳から40年間ずっと毎年50万円を投資し続け、総額2000万円を投資

運用利回りは年10%で同じ条件。
すると、65歳時点での資産額は――なんとジャックのほうがジルよりも多かったのです。

理由は「複利の力」です。ジャックは早く始めたことで、投資をやめた後も元本と利息が雪だるま式に増え続けたのに対し、ジルは長く積み立てたものの、複利が働く期間が短かったため追いつけなかったのです。


この話が示すのは、「早く始めることが最大の武器」という事実です。
たとえ、投資金額を多少増やしたとしても早く投資を始めた人に勝つことは難しいのです。
投資の世界では、時間こそが最大の味方であり、先延ばしは最も大きな損失につながります。


今すぐ始めるための3ステップ

  1. 生活防衛資金を確保する
    生活費の6ヶ月〜1年分を現金で用意
  2. 少額から積立設定をする
    最初はできれば3万円から積み立て開始。習慣化が大事
  3. 使わないお金を自動投資に回す
    給与天引きや口座自動引き落としを活用

まとめ

積立投資は、早く始めるほど有利です。
株価の上下よりも「いつ始めるか」が成果を大きく左右します。

今日の一歩が、10年後の自分を助けることになります。
迷っているなら、まずは少額から始めてみましょう。

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ABOUT ME
さんまる
さんまる
投資家/薬剤師/ブロガー
30代薬剤師・妻と子どもの3人家族の父。 2024年11月に資産5000万円を突破! 過去に何度も副業に挫折してきましたが、AIを相棒にブログで再挑戦中。 自由な人生を目指し、リアルな資産形成記録を発信しています。
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