【保有銘柄シリーズ#41】アステラス製薬(4503)

こんにちは、さんまるです。
今回は、日本を代表する製薬企業のひとつ、アステラス製薬(4503)をご紹介します。
高配当&14期連続増配の実績を誇るディフェンシブ銘柄でありながら、今後の不確実性も孕んでいる企業です。
アステラス製薬(4503)ってどんな会社?
アステラス製薬は、国内売上高第3位の大手製薬企業。武田薬品、大塚製薬に次ぐポジションを確立しています。
主力製品には、ベシケア・プログラフ・マイスリーなど、薬剤師としても馴染み深い製品が多数あり、医療の現場でも重要な役割を果たしています。
医薬品業界は景気の影響を受けにくいディフェンシブな業種であり、安定した業績が期待できる点も特徴です。
僕がアステラス製薬を保有している理由
✅ 医薬品業界で国内売上第3位という安定ポジション
✅ 馴染み深い医薬品を多数扱っており、事業内容に信頼感あり
✅ 14期連続増配の実績で株主還元に積極的
✅ 景気変動に強いディフェンシブ業種
インカムゲイン狙いの長期保有に適した医薬品銘柄として、安定的な存在です。
現在の配当利回り(2025年7月31日時点)
約4.92%
高水準の配当利回りを維持しており、インカム投資家には非常に魅力的な水準です。
株主優待
なし
シンプルに配当での株主還元に注力している企業です。
僕の購入検討ライン
✅ 配当利回り5.0%以上
5%を超えると、リスクとリターンのバランスが取りやすく、買い増しを検討したいラインです。
配当履歴と安定性
✅ 14期連続増配の実績あり
✅ 株主還元に前向きな姿勢がうかがえる
ただし直近3期は配当性向が100%を超えており、減配リスクも内包しています。タコ足配当気味なのは注意が必要です。
今後への期待と注意点
✅ 期待できるポイント
- 景気に左右されにくい医薬品業で安定的なキャッシュフローが見込める
- 国内外の市場に展開するグローバル製薬企業としての地位
⚠️ 注意すべき点
- 稼ぎ頭の主力製品にパテントクリフ(特許切れ)が迫っている
- 有望とされた新薬開発の頓挫など、今後の成長ドライバーが不透明
- 配当性向100%超&自己資本比率の低下という財務リスクも意識が必要
まとめ|「高配当×ディフェンシブ」だが、今後の成長戦略がカギ
アステラス製薬は、高配当&ディフェンシブ性を併せ持つ魅力的な医薬品株。
しかし、将来の成長の柱が見えにくい現状や財務リスクも抱えており、楽観的な長期保有だけではやや不安が残る部分もあります。
「医薬品業界の安定性を評価しつつも、リスク管理を重視した投資をしたい」
そんな方にとって、適度な保有比率でのポートフォリオ組み入れが現実的な選択肢かもしれません。