【保有銘柄シリーズ#27】トーカロ(3433)

こんにちは、さんまるです。
今回は、溶射技術で国内トップシェアを誇る高配当成長株、トーカロ(3433)をご紹介します。
“配当の安定性×高収益×将来性”という3拍子がそろった、成長と安定を両立させたい投資家にぴったりの企業です。
トーカロ(3433)ってどんな会社?
トーカロは、高硬度、高融点の金属やセラミックスを高温で溶かした微粒子を高速で機械部品などの表面に吹き付け、新しい高機能皮膜を形成する「溶射技術」をもつ企業です。
この技術は、半導体製造装置や発電設備、航空機部品など、高精度かつ高耐久性を求められる部品に使われています。
日本国内でのシェアはトップクラス。さらに、半導体需要の高まりとともに業績も右肩上がりで成長中です。
僕がトーカロを保有している理由
✅ 溶射技術で国内シェアトップのニッチトップ企業
✅ 半導体関連の需要増を背景に、売上・利益ともに過去最高を更新中
✅ 自己資本比率70%超、ROE13%超の財務優良企業
✅ 株主還元方針にDOE5%を採用しており、配当維持にも積極的
今後の成長と安定的な配当の両方が狙える、まさに“バランス型”の高配当株です。
現在の配当利回り(2025年7月28日時点)
トーカロの配当利回りは、約3.48%。
そこまで高くはないものの…
- DOE(株主資本配当率)5%を採用
- 財務体質が極めて良好
- 利益が増えるたびに増配してくれる姿勢
という点から、今後も継続的な増配が期待できる銘柄です。
株主優待について
現在、株主優待はありません。
その分、利益はしっかりと配当として還元するスタイルをとっています。
購入検討ライン
✅ 利回り4.0%以上が、僕の購入ラインです。
DOE5%を採用していることから、株主資本が積み上がるほど将来的な増配にもつながりやすい構造を持っています。
配当履歴と安定性の印象
✅ コロナショック時には減配実績あり
✅ ただし、その後は急速に業績回復→増配で還元しており、株主志向は強い
DOE方針があるので、急激な減配のリスクは小さめですが、業績次第では調整の可能性もあります。
今後への期待と注意点
✅ 期待ポイント
- 半導体や再生可能エネルギー分野の成長により、溶射技術のニーズは拡大中
- 業績に連動した安定した配当方針(DOE5%)
⚠️ 注意点
- 景気敏感業種であり、経済の悪化時には業績・配当ともに影響を受けやすい
- 過去にはコロナショック時に減配実績あり
まとめ|安定成長×株主還元姿勢◎のニッチトップ企業
トーカロは、溶射技術という専門分野でトップシェアを誇る企業。
景気に左右されやすい一面はありますが、
- 高収益体質
- 財務の健全性
- 株主還元姿勢(DOE5%)
と、中長期でのキャピタル&インカム両取りが狙える銘柄です。
半導体や再生エネルギー関連の将来性に期待する方は、ぜひ一度チェックしてみてください。