【保有銘柄シリーズ#20】武田薬品工業(4502)

こんにちは、さんまるです。
今回は、国内最大の製薬会社でありながら、高配当を維持し続けている武田薬品工業(4502)をご紹介します。
薬剤師としても身近に感じる企業であり、ディフェンシブ性と株主還元のバランスが魅力の一社です。
武田薬品工業(4502)ってどんな会社?
武田薬品工業は、日本最大手の製薬会社です。主力製品としては、
- 胃薬「タケプロン」や「タケキャブ」
- 高血圧薬や抗がん剤、希少疾患向け薬剤など
など、病院・薬局でもよく処方される製品が多く、薬剤師である僕にとっても非常に馴染みのある企業です。
2008年にシャイアー社を買収して以降、グローバル展開にも力を入れており、世界でも存在感を発揮しています。
僕が武田薬品工業を保有している理由
✅ 国内トップの製薬企業という安心感
✅ ディフェンシブな業種で、景気の波に強い
✅ 薬剤師として親しみのある医薬品が多数
✅ 配当性向100%を超えても減配しない株主還元姿勢の強さ
個人的には、「長期的な安定収入源」としての信頼感が抜群だと感じています。
現在の配当利回り(2025年7月28日時点)
武田薬品の配当利回りは約4.65%。
配当水準は長らく据え置きが続いておりましたが、直近は増配傾向。
この利回りは製薬セクターの中でも高水準で、インカム投資家には非常に魅力的です。
株主優待はナシ
武田薬品には株主優待はありませんが、高配当がその分をカバーしている印象です。
購入検討ライン
✅ 利回り5.5%以上で購入を検討しています。
製薬業界はリスクとリターンが大きく動くため、より慎重に判断するようにしています。
配当履歴と安定性の印象
✅ リーマンショック、コロナショックでも非減配を継続中
✅ 配当性向が100%を超える年もありながら、直近は増配傾向
企業としての「株主への還元意識」はかなり強いと感じています。
今後への期待と注意点
✅ 期待ポイント
- ディフェンシブ業種としての安定性
- グローバル市場での成長戦略
- 日本国内でも高齢化により医薬品需要は堅調
⚠️ 注意点
- 大型新薬(ブロックバスター)の不在
- 医薬品のパテントクリフ(特許切れ)による売上減少リスク
- 配当性向が高すぎる状態が続けば、将来的に減配リスクもあり
長期保有前提なら、「減配の可能性も想定しておく」ことが重要です。
まとめ|高配当ディフェンシブ株の“安心枠”として検討の価値あり
武田薬品は、景気に左右されにくい業種かつ、高い配当水準を維持している貴重な銘柄です。
医薬品業界特有のリスクもありますが、「家庭の医薬品のように、いざという時に頼れる安心感」がある企業だと感じています。
- 配当を安定的に受け取りたい
- ディフェンシブな業種で長期投資をしたい
そんな方にとっては、ポートフォリオの“守りの要”としてぜひ検討してみてはいかがでしょうか。