「賃貸か?持ち家か?」僕が“賃貸派”になった理由とその考え方

こんにちは、さんまるです。
「いつかはマイホームを持つのが普通」と思われがちな日本。
でも僕は、資産形成においては賃貸一択だと考えております。
今回は、僕があえて資産形成をするなら賃貸をすすめる理由とその背景にある考え方を紹介します。
理由①|持ち家は資産ではない
これは「金持ち父さん貧乏父さん」という名著に出てくる考え方に強く影響を受けています。
資産とは、“自分の財布にお金を運んできてくれるもの”
負債とは、“自分の財布からお金を奪っていくもの”
この定義で考えると、自宅として持っている持ち家はお金を生みません。むしろローンの返済、修繕費、固定資産税など、継続的にお金が出ていく。
つまり、自分が住むためだけの持ち家は「負債」に近い存在。投資用不動産とは別モノなんです。
理由②|持ち家は見えない“ランニングコスト”がかかる
よく「持ち家は家賃がかからないからお得」と言われますが、実際には毎年の固定資産税、将来の修繕費、火災保険料、マンションなら管理費や修繕積立金など、地味に出費が続きます。
これらを含めて長期で計算すると、必ずしも持ち家の方がコストパフォーマンスが良いとは言えません。
理由③|賃貸は変化に強い
今後、ライフスタイルや仕事、子どもの成長などで住環境に求める条件は大きく変わるはずです。
でも、持ち家だと簡単に引っ越すわけにはいきません。売却や賃貸に出すハードルも高く、自由度はどうしても落ちます。
その点、賃貸なら家族構成や収入の変化に合わせて、気軽に引っ越すことができます。この柔軟性は、将来の不確実性が高い時代において、大きなメリットです。
理由④|住宅ローンは“企業で言えば債務超過”
家を買うには多くの場合、何千万円という住宅ローンを組む必要があります。
でも、よく考えてみてください。資産を十分に持っていない状態で数千万円の負債を抱えるというのは、企業でいえば債務超過状態です。
何かあったときに売却できるとはいえ、すぐに売れるとは限らない。しかも、売ってもローンが残る可能性すらある。
資産形成が進んでないなかでの住宅購入は、リスクの高い選択だと僕は考えています。
まとめ|“持たない選択”が僕のリスク管理
家は人生で最も高い買い物です。そして、その判断は、「安心」や「お得」という言葉だけでは決められないと僕は思います。
- 長期的なコスト
- ライフスタイルの変化
- 財務的なリスク
これらを総合的に考えた結果、僕は「今の自分には賃貸が合っている」という判断に至りました。
もちろん、「絶対に持ち家はダメ」と言うつもりはありません。大切なのは自分の価値観と将来の見通しに合わせて、納得のいく選択をすることだと思っています。
もし、今「家を買おうかな」と考えている方がいれば、一度立ち止まって、「本当に今、買う必要があるのか?」と問い直してみてほしいです。
それが、後悔のない住まい選びの第一歩になるかもしれません。